(3歳~)4歳の娘が好きな絵本を紹介&レビュー 1/2
2017/08/31
(3歳~)4歳の娘が好きな絵本を紹介 – 文字が増えてきた
3歳になってから娘は絵本大好きになりました。寝る前に必ず「読んで~」と言われますが、キリがないので一日3冊までと決めています。2歳代ではノンタンなど簡単な絵本が好きでしたが、3歳代になるとグッと文字数が増えてより物語っぽい絵本を好むようになりました。
参考記事:(2歳~)3歳の娘が好きな絵本ランキングベスト10
参考記事:【4歳】DWE1年6ヶ月目 – 今まで読み聞かせたおすすめの英語の絵本
2歳代の絵本は文字数が少ないのですぐに読み終わってしまいます。今から考えれば文字数の少ない絵本ってあまり買う必要なかったかなーと(笑)。1ページに1文しかないような絵本だと30秒くらいで読み終わってしまいますからね。
3歳半くらいで文字に興味を持つようになってきて、今ではひらがなは大体読めるようになって来ましたが、まだまだ自分で読むよりも私に読んでもらいたがります。スラスラとは読めないようです。
(3歳~)4歳の娘が好きな絵本を紹介 – 『どうぞのいす』
どうぞのいす [ 香山美子 ] |
『どうぞのいす』内容
うさぎさんが作った「どうぞのいす」にロバさんがどんぐりを置いて昼寝してしまいます。いすに置かれた食べ物を色々な動物が「じゃあえんりょなく」と頂いて、でも次の人の為に自分の持っている食べ物を置いておく・・・という流れが3回ほど続きます。最後にロバさんが起きて、どんぐりが栗に変わってる!というオチです。
『どうぞのいす』レビュー
話のテンポもよく、絵もホンワカしていてカワイイ。どちらかといえば女の子向けな雰囲気ですが、もちろん男の子にも読んであげたくなる一冊です。超有名な絵本だから知っている人も多いと思いますが、娘は本当に何度も何度も「読んで」と言ってきました。最後のオチも理解しているようで、初めて読んだ時はケラケラ笑っていました。
(3歳~)4歳の娘が好きな絵本を紹介 – やなせたかしの絵本
やなせたかしといえば『アンパンマン』ですが、はっきり言ってアンパンマンの絵本はつまらない!!内容も話の展開も微妙~~~!!
が、同作者のアンパンマン以外の絵本はかなり出来が良く、内容も感動的です。何冊か読みましたが、その中でも特に娘が気に入った絵本を紹介します。
3歳娘が好きな やなせたかし の絵本 – 『キラキラ』
キラキラ新装版 [ やなせたかし ] |
『キラキラ』内容
勇者キリは一つ目の怪物キラキラが住んでいる山に、キラキラ退治に向かったまま帰ってこなくなった。心配した兄のキルは山へ向かい、やっとの想いで崖を上ると、まさに怪物キラキラが弟キリに襲い掛かろうとしていた!とっさに弓を引く兄のキル。キルの祈りが通じ、矢はキラキラに命中したが、その瞬間弟のキリは兄に殴りかかる。「キラキラは怪我をした僕を助けてくれようとしたんだ!」と激怒するキリ。しかし時既に遅し、キラキラは「もっと早くに知り合っていれば友達になれていたでしょう」と言いながら死んでしまいます・・・。
『キラキラ』レビュー
題名に反して内容は結構重いです。”死”の表現が出てきますからね。しかし、大人の私にもなかなか考えさせられる内容でした。作者のやなせたかしさんは自身の戦争体験からあんぱんまんを生み出した方ですが、この『キラキラ』にも反戦的な意味合いが強く出ていると思いました。「人は見た目で判断してはならない、先入観や誤解は時として大きな悲劇を生む」という強烈なメッセージを感じます。
娘は結構真剣な顔で読んでいました。最後には「なんで、なんでキラキラ死んじゃったの?」と聞かれました。「キルはね、キラキラが恐ろしい怪物だと勘違いしてやっつけちゃったんだよ」というと「えー、なんでなんで」と何度も言っていました。3歳児には少し早い内容かな?と読み終わった後に少し考えましたが、振り返ってみれば、読んでみてよかったと思ってます。
3~4歳娘が好きな やなせたかし の絵本 – 『ハルのふえ』
ハルのふえ |
『ハルのふえ』あらすじ
たぬきのハルは草ぶえの名人。ある日森で捨てられた人間の赤ちゃんを拾い、かわいそうに思ったハルは人間に化け、母親として赤ちゃんを育てた。パルと名づけられた子どもに草笛をおしえて森の動物たちを喜ばせていました。ある日、偶然パルの草笛を聞いた音楽家のチョコパンに「パルは音楽の才能があるから、私のところで預からせてくれないか」と頼まれます。ハルはパルと別れるのは辛かったのですが、パルは人間の子だから人間の世界に帰した方がいい、私はパルがいつ帰ってきても良いように人間の姿のまま森で暮らそう、とパルをチョコパンに託します。長い時が経ち立派な音楽家になったパルは森へハルを迎えに行きます。街で一緒に暮らそうというパルの申し出を拒否し続けますが、納得しないパルにハルは変身を解いてたぬきの姿になろうとします。が、長らく人間の姿でいたハルはたぬきに戻れませんでした。ハルもパルも本当の親子としてずっと一緒に暮らしていくのでした・・・。
『ハルのふえ』レビュー
この絵本のテーマを一言で表現するなら”産みの親より育ての親”ということでしょうか。自分の本当の子ではないけれど、大事に大事に育てて、しかし”かわいい子には旅させよ”と外の世界へ送り出し、自分はいつでも子どもが戻ってこれる居場所であり続ける・・・。私は親の立場なので自分の子育ての仕方(ガミガミ怒ってばかり・・・)と比べ、反省させられました。
娘にはすこ~し早い内容だったかも?感動!!というリアクションはなかったです。でも、かなりお気に入りの絵本で、図書館で借りたのですが「また借りてきて!」としつこく言われます。
知らなかったのですが、映画化されたようですね。映画はかなり脚色されているようです。
(3歳~)4歳の娘が好きな絵本を紹介 – レオ・レオニ(谷川俊太郎訳)の絵本
3~4歳娘が好きな レオ・レオニ の絵本 – 『アレクサンダとぜんまいねずみ』
アレクサンダとぜんまいねずみ [ レオ・レオニ ] |
『アレクサンダとぜんまいねずみ』あらすじ
ねずみのアレクサンダは人間に嫌われていました。ある日その家の女の子の部屋で見つけたねずみのぜんまいおもちゃのウィリーと友達になります。嫌われている自分と違い、みんなにちやほやされているウィリーをうらやましいと思いながらも、友達が出来て嬉しいアレクサンダ。ある日、ウィリーから「満月の夜に紫の小石を持って魔法のトカゲの所へ行くと、なりたいものに変えてくれる」という話を聞いて、アレクサンダはむらさきの小石を必死で探しますが、なかなか見つかりません。アレクサンダはウィリーに会いに行くとウィリーは新しいおもちゃが来たので捨てられそうになっていました。その時むらさきの小石を発見したアレクサンダはいそいでトカゲの元へ行き、「ウィリーを僕のようなねずみに変えて欲しい」とお願いします。それから二匹は仲良く暮らしました。
『アレクサンダとぜんまいねずみ』レビュー
世界的に有名な絵本作家、レオ・レオニの絵本を谷川俊太郎が翻訳したものです。実はこの話、私が小学生の頃の国語の教科書に載っていました。ということは、年少さんにはまだ早い気がしますが、娘は十分理解していたと思います。クライマックスでウィリーが捨てられそうになり、アレクサンダが急いでトカゲの所へ走っていくところは息を呑むように聞き入っていました。”アレクサンダはずっとウィリーのようなぜんまいねずみになりたくて紫の小石を探していたけれど、最後にウィリーを救う為にウィリーをねずみにした”というアレクサンダの咄嗟の決断(心理状況の変化)ははっきり理解しているかどうかはちょっとわかりません。しかし、大好きな絵本になり、また借りてきて!!と言っています。
3~4歳娘が好きな レオ・レオニ の絵本 – 『さかなはさかな』
さかなはさかな [ レオ・レオニ ] |
『さかなはさかな』あらすじ
おたまじゃくしとさかなはとても仲良し。ある日、おたまじゃくしに足が生え、それからだんだんとカエルになっていきました。そしてカエルは水から出て、外の世界を見に行ってしまいます。カエルは久しぶりに水の中へ帰ってくると、さかなに外の世界の素晴らしさを語りました。さかなはうらやましくなり、同じように外の世界を見に行こうと思い切ってジャンプして水の外に出ます。水の外で息が出来なくなり、苦しんでいると偶然そばにいたカエルに助けられました。そこでサカナは彼にとって水の中こそが素晴らしい場所だと再認識し、カエルに言いました。「さかなはさかな、そういうことさ」
『さかなはさかな』レビュー
読んだ後どこか切なくなるような、不思議な話でした。一言であらわすと「隣の芝は青い」ということでしょうか。外の世界を自由に見ることのできるカエルがうらやましいけれど、自分が今生きている場所こそがサカナにとって一番の場所だということを身をもって知ったといいたいのだと思います。と・・・娘はさすがにそこまで深く読めてはいないと思いますが、サカナがカエルの言う外の世界を色々と想像する場面に感動していたようです。他人と比べずに自分は自分と思える子に育って欲しいです。
3~4歳娘が好きな レオ・レオニ の絵本 – その他
スイミー [ レオ・レオニ ] |
『スイミー』
こちらもオススメのレオ・レオニ。作者にとって一番有名な絵本じゃないですかね。でも、娘はこの絵本より上の二冊の方がお気に入りでした。私は結構好きなのですが・・・。英語で同時に読める絵本もあり、なぜか「英語で読んで!」と言われました。意味は理解できないと思うのですが・・・。
どうするティリー? [ レオ・レオニ ] |
どうするティリー?
他の誰も疑問を持たない、”壁の向こう側”に興味を持ったティリー。なんとかして向こう側に行く方法はないか・・・と色々と模索します。話は結構単純なので小さい子でも理解できると思います。この絵本も大好きで、何度も読まされています。最初に見たときは「あ、アレクサンダだ!」と言っていました。絵が同じですからね~。
2/2に続きます。
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